昨日リリースされたMinecraft RTXですが、なんとか導入に成功しまして動作まで漕ぎつける事が出来ました。
当方の環境を予め述べておきます。
RTXを動作させる必要最低限度と言う感じでしょうか。当初BE版をPCで動作させるには必要十分すぎるスペックだったのですけど。
前記事でも書きましたがRTX版のマイクラは現時点だと従前のWin10版とは少し別の存在になります。ベータビルドが異なる事からも判別ができると思います。
レイトレの機能を試す場合、コンテンツストアで入手できるNVIDIA製のワールドのみとなる制限事項がさらに追加となります。
設定画面で開いた場合、レイトレのON/OFFはAdvancdVideoと言う項目になります。レイトレに非対応のワールドはこの項目が機能しません。
レイトレ対応のワールドを開くとデフォルトで機能が適用されます。明らかに外観が異なるのですぐにわかるでしょう。
ワールドを開いた時の朝日の煌めきが特徴的です。
水面の描写です。真上に陽が差し掛かった時の光線の描写が特徴的です。
レイトレーシングの特徴としては実際の光(Ray)の挙動、例えば反射や屈折、回折や散乱と言ったメカニズムを実際の光学の原理に基づいて再現させる様になっていると言う事です。これの意味する所としては今までのゲーム内での光源の存在が異なってくると言う事です。例えば従来ですとゲーム内の光源はゲームの進行を円滑にするための観点から機能が作られていたのですが、レイトレですと実際の光学的効果を再現しようとするため、特定の地点での照度の違い等に顕著な相違が生まれます。レイトレにした時に何か暗い様に感じたりするのはこの為だろうと思われます。
パフォーマンス面についてですが、現在はフルHDで8チャンク読み込み設定が最適の基準とされています。当方の受けた感じでは16チャンクまでならパフォーマンスに大きな変化は見受けにくいのでは思いました。フレームレートとしては60フレームが上限として精一杯でした。垂直同期が有効なのかどうかはわかりませんが、少し負荷がかかると直ぐにフレームレートは落ち込むため、実際に60以上を上回る事は少ないとみてよさそうです。当初ビデオカードを実装させた時はBE版には不相応かと思ったのですが、ここにきてスペックイーターの登場となったようで。
上の2枚はそれぞれ上からDLSS OFF、DLSS ONの順となっております。デバッグ情報で機能のON/OFFがわかる他、フレームレートに違いが表れております。数値にして2倍近い差が表れており、この機能の有無が小さく無いと言う事ですね。
現時点での大まかな総評としてはやはり最初のリリースだけ有って粗削りな部分がおおいですね。全体の壮観としても現状ではJEのシェーダーMODの方が完成度として上回っております。JEでシェーダーMODを十分に堪能できるだけの環境が有る人はそこまで関心を憶えないかもです。
RTXは今後に向けてアップデートが実施されていくでしょうから、正式リリースされた場合は最適化がどの様になるかが注目です。最適化がうまい施されていれば今よりは快適で美観になるとは思うのですが、、、