前記事から少し時間経ちましたが後編。
何書いてたのかちょっと憶えて無い部分も有るんですが今回はGTX1050tiの付帯機能の使用感について。
shadowplay
NvidiaのGPU付属機能として搭載されている画面キャプチャ機能。GTX1050tiも利用可能な機種の範囲内なんですが実際として今の環境上でうまく動くかどうか。
、で早速試してみたら使えてます。動作させる時にゲームパフォーマンスにどれ位影響与えるかなんですが殆ど見られないですね。FPSも観察していますが録画の有無で値に大きな変化は見られず。録画した映像もプレビューしていますが記録時点でのクオリティを保っています。ゲーム上で60フレーム出た箇所は記録映像でも60フレームで残っています(1080/60fps 15Mbps設定)それから常時録画モードでも試して見ましたがこちらもゲームのパフォーマンスに影響与える事無く記録できます。60フレームが出るゲームプレイでも気に留める事無くいけます(現状だと環境的に常時60FPS出るケースは少ないんですが)ただどちらの記録モードでも録画のON/OFF前後で処理落ちが見られます。
それから気になる点としてこの機能で録画する場合、ソフトによって対応の可否が別れるとこですね。
- Win10 GameDVRと比較して
Mincraftの場合、フルスクリーンモードで録画ができる筈なんですが当方の環境だと今のところ動作が確認できません(Java版、Win10版共に)Steamに関しては大凡どのタイトルでも対応してそうなんですがSteam非加入のゲームについては注意が要るのかな、と。
でまあそうなった場合何ですがWin10の場合はOS標準付属のゲームキャプチャが有るんでこれを使ったりする事になるんですが、使い心地等比較してどうかと言うとそんなに変わらなったりもするかなって。Win10ゲームバーでの録画機能に関しても常時録画等は使用できますし、最近になってこちらも60FPS録画に対応しました。Win10の録画機能に関してもGPUでのエンコードで動作しているらしく、確かにクオリティでも大きな差異は見られない様にも思われます。
まあ、こうなってくるとShadowplayでなきゃって場面が少なくなるかもは知れんですね。ゲームソフト以外の画面録画に関してもWin10のGameDVRの方が融通ききやすい。マイクラみたいなゲームは録画の需要が高いゲームかと思われますがGameDVRで良いとなったら俄然こっちになっちゃうかな。どちらも無償で使用できるキャプチャとしては優れておるんですが、GameDVRが実装されているWin10の環境下だとShadowplayにそこまで機能としての比較優位は無いかもです。
GAMESTREAM
もう一つの付属機能で有るgamestreamについて。
ここ何かにも書いてますが当方はSHIELD TABLET K1を所持してまして連携を試せる環境は有るんでこれも動かして見ました。
感想としては使えます。ハイ。ゲームのストリーミングて今まで興味の無い分野だったけどここまで快適にイケルもんだとは 知らなんだ。
クオリティに関しては細かめにチューニングが可能なんですが、1080/60FPSの20Mbpsと言う転送設定でも殆ど問題無く。たまに細かいラグが有りますがまあ目を瞑れる範囲内。転送レートに関してはもう少し大きめにも設定できますがさすがにそこまでやるのはメリットを感じませんので。クオリティとしてはホストマシンでのネイティブがかなり再現されています。ホストでのクオリティを10とするとクライアントでは8~9といったところです。配信時のトランスコード性能の高さはうかがえます。
転送としてはWIFIの他USBホストケーブル経由の有線LANでも可能です。SHIELD TABLET K1のWIFIは11acでの接続が可能なので対応ルーターで設定がしっかりしていれば無線での接続でも問題無いと思われます。当方の場合は3時間くらいのランタイムで動かした事が有りますが大きなトラブルは無かったです。機器間に障害物等が有った場合は別ですが、それはこれらに限らずなんでここだけで特筆すべきことでも無いと思います。
それからgamestreamではクライアント側での録画も行えます。SHIELD TABLETもShadowplayの技術を使って録画しており、転送時のクオリティを保って録画できます。こちらだと60FPSでの記録ができないと言う差異が有りますが、PCのshadowplayに比べると録画対象を選ばないと言うような利点も有ったりしてホストよりは敢えてクライアントに転送してそちらで録画した方が良いと言う事も有るかもです。ただこの方法だとリップシンクがずれる現象が度々見られます。どうしても失敗したくない録画をしたい場合はやはりホストでの録画が良いかと思います。
gamestreamと言うのは要するにPS4→PSVItaへのリモートプレイと同様の仕組みを使ったストリームですが、家屋内でのゲームストリーミングとしてはポータブルのクライアント側でも1080Pでの受信、それから録画が可能な分こちらの方が便利で快適だと思われます(但し別売りのゲムパは要る)PS4のリモートプレイのクオリティでもOKと思えて上記の様な環境を揃えられるならお奨めします。
以上、非力なPCにビデオカードを追加した感想等を3回に分けて記述してきましたが総合的にはまあ満足です。パフォーマンスの向上だけでなくビデオカードが持つ各種の機能も問題なく堪能できているので購入が無駄にはならずという事です。
ゲーミングPCとしての機能強化として後はCPU部分の強化という事になるんですが、ここからは乗り換えになるので乗り換え先の選定が必要になります。来月以降になると予算面の底上げが期待できる状況になるので、AMDつながりと言う事も有ってRyzen是非とも欲しいところで。例え下位モデルでもRyzen辺りが入手できて今のグラボを持ち越せるとゲーミング環境として、おそらくは殆ど文句が無くなると思うのでしばらくは機材投資の事を考える事が無くなると思われます。後は欲しい時に物が確実に入手できるかどうかですね。
ASUS NVIDIA GeForce GTX1050TI搭載ビデオカード オーバークロック メモリ4GB PH-GTX1050TI-4G
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2016/11/18
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る