【Minecraft】コンソール版とBE版の違いについて【Switch/BE】

NintendoSwitchにマインクラフトのBE版が配布されてから1週間は経過しているかと思います。Switchで新たなマイクラの世界を堪能する一方、あれこんなはずじゃなかったとか何かひっかりと言うか新たな不満の様みたいな何かを憶えている人も少数派では無いかも知れません。これは新規でBE版のマイクラを始めた人と言うよりはこれまでのコンソール版から引き続いてプレイする人達の中に多いのでは思います。掲示板で有るとかSNS等でも色々な書き込み見かけますが、例えばとしてこれまで稼働していたギミックや装置の挙動が変わってしまったで有るとか、或いは動作が止まってしまったなどプレイヤーから見て本位で無い様な現象に遭遇しているとかでしょう。

 まず基本的な前提としてこれまでゲーム機に配布されていたエディション(コンソール版)と新たにswitchに追加頒布されたBedRockEdithonことBE版は異なると言うか、似て非なると言う事です。

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当方も以前にWiiUでCS版のマインクラフトを所持していた事も有ります。(WiiUでのマイクラプレイ日記みたいなのは過去記事で参照頂けるかと思いますが)そのような過去の経緯から全てでは有りませんが相違点等に関して把握できている範囲で列挙してみたいと思います。

 

  • MOBの湧き数に制限が無くなった

まずCS版では敵対/非敵対問わずMOBをスポーンする上限が有りました。クリエイティブではスポーンエッグ等を連続で使用すると上限に達した場合アラートで通知が来ました。自然でのスポーンに関してはどうなのかと言うとこちらは明示が有りませんでしたが内部的には停止が有ったと思います。はっきりと検証したわけでは無いですが、トラップタワーで有るとか村人の増殖システム等をPC版などから参考に試作するも、湧き方が異なる様に見受けられたので(湧きが少ない)こちらも湧き数の制限が有ったかと思われます。BE版ではこれらの上限が無くなった様に見えますが、例えば村人や動物系のMOBがかなり増える様になると敵系のMOBが湧きにくくなると言ったような事例が有るようです。もしそうだとすれば全ての種別で同時に無制限になると言うわけでは無さそうです。

  •   スライムチャンクの位置条件の違い

SwitchのマイクラでCS版からBEへワールドデータ毎での移行を行ったケースで生じる混乱と言うのはいろいろあるかと思いますが、その内の一つとしてスライムトラップが動作しなくなる可能性が多いに有ると言う事でしょうか。これは何故かと言うとスライムチャンクの生成条件が異なるからです。スライムチャンクの生成条件の詳細は別途参照してもらうとしますが、CS版とBE版では生成条件がかなり異なる事により、ワールドデータを移行後に保持される可能性が低いからです。特定する手段自体は確率されていますが、大抵トラップは作り直しになるでしょう。

それからレッドストーン回路などを利用して作った装置等に関しても挙動が変わったりします。

 当方の場合体験談としてはちょっと微妙にカテゴリが違うような気もしますがTNTキャノンの作成でこの様な差異を感じました。回路の設置に関してほぼ同様にも関わらず弾道が変わったり、暴発してしまうなどですね。特に構成が複雑化するとこれらが顕著になりやすかったと思います。これらのギミックはどの様な変化で有れ、作者からすると意図しない結果として受け止められる事になるため、多くは不満点として挙げられる事になるでしょう。

  •  ワールドの生成則

CS版とBE版でのワールドの生成においての違いとしては領域限界の有限と(実質)無限と言うのが目につきやすい違いとして列挙されるわけですが、実は両者間での差異と言うのはそういった単純な項目だけではありません。

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CS版の場合はバイオームや自然生成される構造物の生成間隔が凝縮されており、PE版等では遠方にありがちな洋館がすぐに見つかったりします。これは元々生成限界が有った中で言わば箱庭の様な空間設計で作られた結果からだと思われます。CS版とそれ以外で空間設計が異なると言うのはオーバーワールドとネザーの空間比率の相違にも表れています。PC版やBE版での8:1に対し、CS版の小サイズでは3:1になると言ったような違いがあります。

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上記で記した以外のは代表的な一例として、この様な違いが生まれてくるのは何故かと言うのは、そもそもとしてゲーム機向けに開発されたコンソール版とスマホ等へ向けて作られた起源からくるBE版と言うエディションの違いが根本に有ります。

 CS版とBE版とではソフトの設計面での基礎から異なる体系となっており 、仕様的にも直接の互換性も無く、外見からだとわかりにくいのですが最初に述べた通り似て非なる関係と言えるものです。BE版は当初アップデートの名目でプロジェクトが呼ばれていたわけですが本来はアップデートの領分を超えており、マインクラフト2とまでは言わないまでも1.5ぐらいでナンバリングを分けてもいい位の変更だったとも言えるわけです。同一機種で異なるエディションが共存し、尚且つデータの移行が伴うと言うのはXboxとSwitch2機種だけで有り結構異例な扱いとは言えそうです。

 XboxではBE版が頒布されて日数が経っておりもう混乱は見られないかと思われますが、SwitchでBE版をこれから導入したいと言う場合はこれらを踏まえた方が良いかと思われます(元々CS版をさわっていなかった場合はそこまで懸案とはなりませんが)

 それからワールドデータに関してですが、上記の相違から考える通り移設と言うのは結構な力業で有る事がわかります。移設に当たって元データは保持される仕組みが有っるとは思いますのでそこまで心配は要らないと思いますが、おそらくシード値の乱数とに共通性が無いと思われるので、シードを流用して移行前の環境と同じ構造でワールドを再生成すると言うのは無理だと考えておいた方が良いでしょう。