【Minecraft】マイクラで化学のお勉強 春休み編【BE】

イクラの統合版には教育版から化学キットの機能が抜粋されて組み込まれています。以前に化学キットでどんな事を学んだりできるのかと言う事を少しの期間取り上げて見ました。今回はまた化学キットを使って勉強をして見ようと思います。

 

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今回使用したのは化合物合成器です。化合物合成器と言うのは読んで字の如く複数の元素が合わさって組成される化学物質で有り、どの様な組み合わせで化合物ができるのかと言う事を試す事ができるわけです。化学版に関する最新の仕様はわからないので、実在の組成すべてが収録されているかどうかは不明なんですが、マインクラフト内で既に作れる化合物に関しては実際の化学原則に基づいたものです。(教材で使うためなんで当然では有りますが)

 

 今回化合物合成器では酸化アルミニウムを作ってみました。酸化アルミニウムは酸素とアルミ二ウムからなる化合物でアルミナとも呼ばれます。

 酸化アルミニウムが結晶化した鉱物はコランダムと呼ばれます。

ja.wikipedia.org

コランダムは組成通りの結晶の場合は無色透明ですが、アルミニウムの成分の何%かが

クロムや鉄、チタン等に置き変わると着色(光学的には可視光域での波長吸収)が発生します。着色した変種で赤色になったのがルビー、無色を含むそれ以外の着色した種がサファイアと呼ばれるようです。サファイアのカラーバリエーションで代表的なのがブルーになります。

この2種は色の違いを除けば物性は殆ど同じで硬度(モース硬度)は9、これはダイヤモンドに次ぐ値です。その他の物性もダイヤモンドに次いでおおよそ優れたスコアを示します。ルビーやサファイアは宝石としての価値の高さと同時に工業用の材料としても重用されており、研磨材を始めとして光学部品や電子材料に天然と同一の化学組成で人工的に合成された結晶が使用されていたりします。身近でよく見かけるものとしては腕時計の風防ガラスがそうでしょうか。

k-tai.watch.impress.co.jp

ルビーやサファイアやマイクラの世界では直接には登場しませんが(マイクラアースではルビーが出てくるんでしたか。そういえばアレって今はどんな出来になっているんだろうか)化学式は取り上げられているので次には結晶を具体的に表現できたらいいなって思います。

 

 

丁度今の時期は色んな所で春休みが事実上の前倒しって事も有りまして、今回はマイクラを枕にして少し為になる様な内容を提供できればと思いました。この路線で取り上げたいネタをもう少し抱えていますので次回以降にでもとりあげて行きたいと思います。