【Minecraft】一足先にファントムお目見えへ 1.6.0.1ベータ

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BE版のマイクラに新しいベータが来ました。ナンバーは1.6.0.1となります。

feedback.minecraft.net

マインクラフトのメジャーアップデートとしては3つのフェーズが用意されており、1段階めが1.4としてすでにリリース済み、のこる2つが1.5と1.6として提供される予定となっています。今回のベータは3段階目の1.6のベータと言う事になります。

 今回、目立った変更点としてはかねてから登場が予定されていた新たな敵MOBとして、いよいよファントムが日の目を見る事となりました。

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 それから新たなブロックとして、バリアブロックが追加されています。

 

 まず新MOBのファントムに関しては先ごろのカンファレンスで開発者が用意した候補から選挙の様な形式で選び出されて追加されたのはもうご存知の通りです。ファントムはゲーム内時間で3日以上ベッドを使わず経過の後に一定以上の確率と言う特殊なスポーン条件となっており、サバイバルモードでの遭遇は結構レア目になりそうです。

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現在リリース時点での実装状況ですが、まだ全ての特性が反映されているというわけではなさそうで、今後数回のベータビルドを重ねる事でMOBとしての特性が追加されていくと言う事になりそうです。

  

 バリアブロックに関しては、確かPE版の頃から何やら隠しアイテムとして所蔵されていた事も有ったと思うのですが、今回からは正式に実装される運びとなったようです。バリアブロックに関してなんですが、まず前提としてサバイバル等では設置が不可、設置するためにはクリエイティブモードととし、さらに初期操作としてコマンド操作で取得を行う必要が有ると言う事です。

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バリアブロックは設置する時のみ可視され、設置後は不可視の存在となります。

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バリアブロックの使用用途ですが当方も具体的に使った事が無く、なかなかイメージが難しいところも有るんですが、使用例としては配布ワールド等を作成する際にプレイヤーの行動を制限したい時に使うんだそうです。バリアブロック自体は以前からマイクラの中に有ったはずなので検索等でもう少し使い方を把握できるような情報が有るかと思われます。

 マインクラフトのアップデート計画として、BE系統ですと3段階有る内の1回目が終了し、次の1.5を待つ段階です。今回のベータは1.6の内容を先行しているものなので、正式実装としては次の次となります。目下のスケジュールとしては、なんといってもNintendoSwitchへのBE版配布が大きいイベントとして控えており、これを書いている時点でラストワンウィークを切っています。Switchに対してはBE版が配布されると同時に1.4のアップデートが実施されます。1.5の配布に関してはまだ具体的な期日が案内されていませんが、まずSwitchへのBE版と1.4の適用が行われてからと言う事にはなりそうなので、どんなに早くとも来週の後半以降と言う事にはなるでしょう。

 SwitchにBE版が配布された場合、従来のCS版との比較とかも書いては見たいとも思うんですが、これはまた次になるかと思います。

 

 

【Minecraft】元素構成器の使用法 補足編【Android/Win10/iOS/NintendoSwitch】

https://education.minecraft.net/wp-content/uploads/Minecraft_Elements.pdf

Microsoftに有るマインクラフトの化学リソースパックの公式ガイドブックから元素構成器の使用法と言うかパラメータ一覧が有ります。補足ながら内容を案内してみます。

 

 

kazutaka-ueyama.hatenablog.jp

 上記のリンク先に元素に関する情報が記載されているわけですが、ここではPDF内容をスクリーンショットに撮って切り出して見ました。以下の通りとなります。

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このPDFに記載されている情報とは言ってみれば元素周期様式表の内容を書き換えてみた感じです。上段から下って行くに従って順番に従って個別の元素が出てくると言う事です。原子番号がないやんと思いましたが、よく考えてみれば電子数か陽子数を見れば事足りるのを思い出しました。

 ここでは7項目有りますが、左から元素記号/元素名/属性/陽子数/電子数/中性子数/質量数となっています。右川に数字の羅列が有りますがこれが陽子と電子、及び中性子の数というわけです。属性と言うのはここでは主に金属分類で分けていると思われます。これに関しては

元素 - Minecraft Wiki

中文版のWikiに少し詳細に羅列されています。周期表の見方の内、元素の分類に関してはレイヤによって様々に分かれており、当方の手元にある資料では大分類として典型金属と典型非金属、遷移金属の3種で分けられたのがメインであり、それ以上のバリエーションで分けられた資料がないので、上記のリンク先を参照してもらった方が早いかも知れません。中文と言う事で翻訳にでもかければ凡そは把握しやすいのではないかと思います。

 右側の数字に関しては以前のエントリで紹介した通りで元素構成器に入力すべき数値が例示されているわけです。元素構成器に関しては先に元素ブロックを出力欄に入れる形を取っても元素を構成している原子の数が出てくるようになっています。

 ただ上記の表を見てもらえればわかる通り、元素の1種に対し中性子の個数で小項目が分かれており、これが同位体の存在を意味しているのだと思われますが、元素ブロックから先に入れるやり方だと同位体の存在に気付かずに素通りしてしまう可能性が有るかと思います。このやり方は同位体の存在なんて当たり前に知っていると言う知識前提がない限りお奨めできないと思いますので、元素の構成をきっちり覚えたいという場合には上記の表や元素表の解説資料などを参照しながら数値を入力していく方式が好ましいでしょう。

 

上記の表から炭素原子を例に取って同位体に関してもう少し加筆します。炭素原子に関する同位体は11Cから14Cまで4種類が挙げられています。同位体には安定同位体放射性同位体の2種類が有り、上記だと安定と呼ばれるのは12Cと13Cとなります。*1炭素原子の放射性同位体である14Cは約5700年程の半減期となっています。14Cは原子核が崩壊する過程において中性子が陽子に変化、電子が放出されます。この時放出される電子がベータ線と呼ばれる放射線となります。上記の様な過程での結果14Cは質量数を保ったまま陽子数が6→7に変化、陽子数が変わると言う事は原子番号が変化、即ち異なる物質に変わると言う事になります。この場合ですと原子番号は7番なので窒素(Nitrogen)と言う事になり、質量数が不変ですので元素の表記としては14Nと言う事になります。上記の表ですと炭素の下が窒素となり、14Nは窒素の小項目で一番上に該当すると言う事になります。

 それから同位体には存在比と言うものが有り、炭素原子に関してだと

 12Cが98.90、13Cが1.10、14Cがごく微量となっています。

参照 

炭素の同位体 - Wikipedia

NHK高校講座 | 化学基礎 | 第8回 同位体

 

 

 

*1:放射性と言うのは放射線を出して別の物質に変化する性質の有る同位体の事であり

【Minecraft】水中で泡が出る様になった。Ver1.5.0.7ベータ【Andorid/Win10/XboxOne/iOS/NintendoSwitch】

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マインクラフトにver1.5.0.7のベータが来ました。

Bedrock Edition beta 1.5.0.7 – Official Minecraft Wiki

このベータでの目立った変更点と言えば本編の1.5アップデートから水中にブロックを設置した際の気泡を表現できるようになったと言う事です。

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この機能をアクティブにすると特定のブロックを水中に設置した際に気泡を吹き出す表現をする様になったという事です。

 ここでのブロックと言うのはマグマブロックとソウルサンドです。

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ブロックを設置すると数秒の経過の後、気泡のアニメーションと効果音を発する様になります。

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気泡のエフェクトは結構派手気味だと思います。

 それからなんですがこれらのブロックを水中に設置した時の効果としては演出面だけで無く水中のMOBの行動にも影響を与えます。

  • マグマブロックを置いた時→水面から水底(ブロックの設置面)に向かって沈降させる力が働く(要するに下向き)
  • ソウルサンドを置いた時→水面まで浮上させる力がはたらく

要するにそれぞれ真逆の力が働くんですが、特に注意がいるのがマグマブロックで水面から引き込まれる様になります。マグマブロックはダメージトラップとなるわけでほぼ真上にいるMOB(おそらくはプレイヤーも)は巻き込まれるとほぼ死ぬ可能性が高いわけです。自分がどうなるかはまだ試して無いんですが魚やイルカはこれで死んでいるのを見ました。まあ何と言うかアリ地獄が水中に出現したようなものだと想像すれば良いと思います。

 ソウルサンドは逆に水面まで持ち上げるだけの力が有り、こちらの方はプレイヤーが巻き込まれてもそんなにデメリットは無いのかと思いますが水面に打ち上げられたMOBの中には死ぬ可能性がある様です。因みに

Drowned - Minecraft Wiki も水面まで浮き上がって日光ダメージを受けてました。

冒頭の写真は浮力で浮き上がる時の様子を撮ってみたものです。この仕組みを利用すると何かアイテムの回収ギミックなどを作れそうと思わないでも有りません。

 なお設定画面での説明の通りこの機能をアンロックするとパフォーマンスに影響する可能性が有るとの表示が有りますが、実際にどれくらいの影響を及ぼすかは判りません。とりあえずこの記事を書くまではPCのWin10で試したのがこちらの方ではそこまで変化はなかったように思います。このエディションの場合はAndoridなどのモバイル環境でプレイする人が多いと思います。当方もそちらの環境で試してみたいところです。

【マインクラフト】化学キットの使い方について【Android/iOS/Win10/XboxOne/NintendoSwich】

 

BE版のマインクラフトにEducationEditionから移植された化学実験キットについて少し調べてみました。

https://education.minecraft.net/wp-content/uploads/ChemistryLab_Journal.pdf

前エントリでもリンクを案内しましたが化学ツールの使い方に関する説明資料が有ります。元素構成器については前エントリで取り上げました。ホントはもう少し内容として補足もしたいところが有りますが一旦後回しとします。

  • 化合物生成器

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これは2種類以上の元素を組み合わせる事で物質を作成する設備です。ここで言う化合物の定義に関しては化学用語でのそれと同じと言う事で良いと思います

図にも乗っていますが例えば水を作りたいと思えばこれを使用すればよろしいわけです。読んだ限りだと30以上の物質を作成可能とも書かれています。只当方も全てを検証したわけではないのですが、化学組成に乗っ取ったもので有れば全てを作成できると言う訳では無いかもしれません。上記のリンク先からたどっていくとマインクラフト内で確実に作成できると思われる化合物がレシピで表示されています

  • 実験テーブル

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この実験テーブルでは上記で作成した化合物に加え元素や材料等を混合する事により新たなアイテムを作るための設備と言うところでしょうか。

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PDF内で生成可能な一覧として4種類が例示されていますが、今のところはこれくらいと言う事なんでしょうか。

  • 材料還元器

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マインクラフト内に存在するブロック(主に地層や鉱石系)を分解してどのような元素で構成されているのかを見ようと言う設備です。尚中文版でのマイクラWikiでは「材料分解器」と表記されており、個人的にはこちらの方が意味として理解しやすいかと思います。因みにブロックの中にはマインクラフトの世界でしか存在しない種もあったりして当然ながらそれらは未知の物体として扱われます。

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それからワークベンチと醸造台を使用してのアイテム作成のレシピなども有ります。

実験テーブルと作業台の使いわけとしては前者が化合物などの組み合わせを重点としてるのに対し、後者は化合物+アイテムの合成を中心としていると言う感じでしょうか。

 

kazutaka-ueyama.hatenablog.jp

 以前こちらでも作成したアイテムのレシピも掲載されています。ここに紹介されているアイテムはマイクラの世界のみで存在するのもあるのだと思われます。

 化学キットを使用したアイテム作成の流れとしては

元素の単体や化合物を準備→実験テーブル、作業台や醸造台などで従来のアイテムと合成。

と言うような流れを組むことになります。なおWIkiには化合物の一覧が紹介されていたりもします。マイクラも化学機能の中でどれくらい再現可能か試されてみてもいいかも知れません。