続きです。
- いわゆる「マリオメーカーの鬼畜ステージ」が作られるに関して
ん、まあ何だ、「難しい」と「理不尽」は全く別の概念で理解しろ。
と言う事に尽きる。まあ判ってて作る上にはもう何も言わないけれど。
違いはなんだって事ならプレイヤースキルであるとか空間的な予測可能限界で回避できる範囲外でトラップを仕掛けたりとかだろうね。まあ初見殺しとかはまだ何とか、ギリで許容できそうかと思わないでも無いが、ゾーン移動でいきなり落とし穴とかはもうアレすぎるわな。
その上でこういう事象に関して何かどうすべきかって事になると、まずシステム的な規制とかそういう方向で対策される事には反対。
そういう趣向のステージが出来あがるというのは前エントリで述べた通りまさにこのゲームが持つ自由度に関する影の証明なんですね。普通にプロが作って世に出すソフトの仕様でなら有り得ない規格から外れた様なステージを平然と作れちゃうと言うのが本作の面白さを担保している一つの大きい要素で有って、ここに何か手を入れて仕舞うのはダークな一面を消す代わりに本作の面白さをかなり奪ってしまう事にもなります。自分はどちらかと言うとそこで生じる弊害の方が大きいと考えるので規制策は良くないと言う意見を持ちます。
と、言うかね
そもそもこうゆうのをアプリケーションとして作る時点でどういうユーザーが興味持つかと言うのはもう充分に想定が有っただろうに。
マリオメーカーで幅を聞かせている特殊ステージ体系として全自動系で有るとかその亜種である演奏系なんかが他に有るが、ユーザーからのヘイトを貯めにくいと言う違いは有るにせよ、おおよそこの3分類のステージ系に関するアイデアと言うのは昨日今日着想されたものでは無くもうずっーと以前から有る界隈で存在していたと言うのは多くのユーザーは勿論のこと、ゲームの作り手側にしても周知の事実だったでしょう。アングラ的とも言える界隈での「裏の遊び」で使われていたノウハウに関して全く全部とは言わないまでもほぼ持ち込めると言うところに本作が開発された意図を読み取れちゃう訳で、興味対象のユーザーに関する想定にしてもそういう世界にいた人達も想定に含んでいた、と言うより今回は明らかにそういう連中を取り込まんとする正にその為に作られたソフトとしか思えないんですが違うのでしょうか。
それからそういう裏世界系だけじゃなく表のユーザー世界でも鬼畜系になりそうなノウハウが転がってなかったと言うとそんな事無くって、例えば隠しブロックをトラップに使えると言うのは表のユーザーとしてのままでも充分に知り得た内容です。これは鬼畜系でかなりポピュラーに使われてしまっている手法ですが、公式作品の中にも鬼畜系のエッセンスを見出せる要素は数有るわけでして
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スーパーマリオ2のW8-4やWD-4で終盤に隠しブロックで進路を塞いで面の序盤に強制送還させるトラップが代表的で、鬼畜系の中には公式作品から濃いヒントを得て組込まれたトラップも多い筈ですよ。公式作品をプレイしていただけでも鬼畜系を作るのに必要な情報を得られる余地は有ったでしょうね
- なんていうか、白々しいよな。とは
思わないでも無い
上記での開発意図に関してのくだりは確かに自分の脳内で立てた仮説には過ぎないけど同時にそこまで外れた妄想とも思わない。今ここで問題的に取り上げると言うのは正直マッチポンプ感が否めないのですけどねえ。
スーパーマリオのゲームシステムでステージエディットできるってなれば一度は邪悪な仕掛けを作ってみたいって願望は湧くでしょね。自分もローカルエリアではくそ下らない仕掛けを変な所に仕込んでは自分で遊ぶとかはしたもん。
しかも
それにパブリックデータとして公開する前に今はプレイングムービーを作ってYoutubeやニコニコ動画なんかにアップロードする。そしてそこには違法化を回避できるシステムが有るのはこれももう周知の通りで、しかもそういうシステムに則って動画投稿をする場合、投稿行為の非違法化と言うだけで無くて別の旨みを齎すかも知れないって事で、(これはステマだとか言って各所から批判(いちゃもん?)を浴びる事になったわけだが)マリオメーカーと言うソフトに関する開発の狙いで有るとか今に至るまでのセールスマーケティング等の周辺活動で有るとかはユーザー側にそういう趣向のステージ作りに走らせる上で規制が無いどころかインセンティブとして働く要素が数多かったと言う現実結果はあるんじゃないですかねえ。そういうステージを作ったりで有るとかあるいはそれらをプレイヤーの立場として挑む様子なんかを収録した投稿動画は未だにめっちゃ再生数稼ぎ出すし、その結果ユーザーが色々オイシイ思いをできるかもって事で
http://www.nicovideo.jp/watch/sm27416349
特殊な趣向のステージが増える様になったのって、もはや偶然ではなく必然でしょう。そしてそれは有る程度の意図で持って仕向けられていた様にも見える。
任天堂さんに対して批判的な視点持ってた立場からならインセンティブ与えてたのはそもそも何処の誰よ、とも言いたくはなるでしょうね(;^^
まあそうやって考えていった場合に「マリオメーカー問題」と言うのは確かに存在したかも知れんです。