【PC】CPUのHyper-Threadingでパフォーマンスはどれくらい変わる?【ゲーム】
現在当方が使用しているPCのCPUはハイパースレッディング(HT)の対応が有って動作しておりますが、ゲーム用途などにおいてHTの有無を変えた場合自分の環境ではどの様な影響が有るのか試してみました。
まず ハイパースレッディングと言うのがどういう技術かと言うとなんですが、CPU1コアを人間一人として例えた場合に1人分の作業を両手で行うと言うのがデフォなんですが、ここから左手と右手にそれぞれ別の作業を割り当てて並行で進行させる事により2人分の作業を1人で行えるようにして効率化と迅速化を高めるための仕組みってとこでしょうか。わかりやすく説明すればそんな感じだと思います。
今まで余り考えた事無かったんですがゲームの用途だとHTのON/OFFでパフィーマンスや動作にどんな影響が現れるんだろうかってのは一度知りたいなとも思いました。
PCでゲームをする上でHTの有無を切り替える事については既に色んなところで検証が有ったりしますが、手元に実際の環境が有るわけで自分で試してみたらいいだろって事で暇つぶしがてらに調べてみました。
当方での環境ではUEFIにおいて設定項目が有るのでHTの切り替えを行い、後はWindowsを立ち上げてソフトの動作を確認するという手順です。検証としては手短で最低限の回数で実施しています。各種の比較結果を撮っているのでパパっと貼っていきます。配置としては上がHT有りで下がHT無です。
これはCrystaMarkの結果ですがHTOFF時だと項目によっては半分以下に落ち込む場合も有ります。HTOFFでは2回計測しましたが3Dの項目で大きくばらつきが有りました。
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他のベンチマークの結果も貼って見ましたがどれを見てもHTを切るとスコアが落ち込んでます。細目を考えるとCPUとGPUのどちらが影響を受けやすいか等も有るかと思いますがベンチマーク中のフレームレート等も下がっているようでGPUも足を引っ張られている様です。
実際のゲームプレイでの動作はどうなのって事ですが、どのソフトにおいてもHT有と比較した場合ぱっと見た場合のフレームレートは保っているのだが動かし続ける間にカクツキが多くなったりで有るとか、少しフリーズ気味になったりと言うのが目に付きやすかったです。
結論:HTを切る意味は殆ど無し
当方の環境でHTの有無でベンチマーク等を比較してみた感想としては思いの外大きく変わるんだなと。当方が想定していたよりは変化の幅が大きかったです。
WEB上で調べた限りではHTを切る事でゲームのパフォーマンスが向上すると言った記事も見かけたが少なくとも当方の環境でその通りに実感できるのは一つも見当たらなかったです。おそらく最近のPCゲームはスレッディング処理の最適化が進んでいたりしているんでは無いでしょうか。
ゲーム以外だとYoutubeでの動画再生で特にHD以上の動画を再生させた時にフリーズが起こったりが有りました。今時動画の再生位はどんな時でも軽くはこなしてほしいのですが、今のCPUは元々が省電力タイプでも有りまあHTを切ったところでの省エネ効果なんてのもたかが知れてそうですし、素直にHTは有りで運用した方がいいねって結論です。